【CL】コルゲート・パルモリーブへの失望
CL(コルゲート・パルモリーブ)について そんな話。
先日、4Q17の発表がありました。
結果としては、1月27日金曜日に73.56 -3.75(-4.85%)と5%近く株価が下落しました。コルゲートの収益は、38億9200万ドルで、アナリストは約3,900億ドルの売上を見込んでいました。
CLといえば、歯磨き粉世界一位の会社です。
54年連続増配銘柄
配当性向は50%前後
生活必需品でありディフェンシブ
これだけ見れば、とても購入意欲が湧きます。
実際、私は過去に購入を検討した事があります。
下落を見た時、「自分はいくらで購入したんだっけ」と見直した程です。
2回ほど見直して、そういえば購入していなかったと思い出しました。
株価下落
ここ数年の決算は好ましくありません。
CLの売上高約75%は米国以外であり、その売上高の約50%は新興市場(ラテンアメリカ、アジア、日本、アフリカ/ユーラシア、中欧)からのものです。2017年9ヶ月間で、ラテンアメリカの純売上高は、前年同期比7.5%増となり、売上高は2.0%増、ネット販売価格は4.5%増、オーガニック売上高は6.5%増となりました。しかし、中南米以外の地域における同社の業績は依然として低調でした。
第4四半期の広告費は24%増の3億6,900万ドルとなり、2018年にはさらに広告費を引き上げる予定です。この支出の増加は営業利益に悪影響を及ぼします。
市場の成長率に若干の改善が見られるようになるまで、広告の拡大効果は相殺する可能性があります。
チャート
ここ数年は停滞気味ですが、綺麗なチャートです。
自社買いも積極的に行われていると考えます。
10年チャートで下落した価格を見ました。まだ移動平均線上です。
株価が72ドル前後(配当利回りが2.3%前後)で購入する方が多かったようです。
私なら65~68ドル以下で購入したいです。
現状の決算と増配率を考慮すると72ドルも高値に感じます。
※過去3 年間の年間増配率 3.8%
2017 年増配率 2.6%
まとめ
現在、事業は低調。
歯磨き粉世界1位。
長期で考えれば市場拡大が見込めるので、安値で拾う事が出来れば優良株。
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【BTI】ブリティッシュ・アメリカン・タバコを新規購入
BTIを購入してみた。そんな話 個人的な購入理由を記載したため少し長くなりました。
BTIは世界第2位のタバコ製造販売企業。
「ダンヒル」 「ケント」「ラッキー・ストライク」 「ポール・ モール」などの中核ブランドを保有し、約180国で販売しています。
イギリスの個別銘柄であり、ADR(米国預託証券)で売買できます。
イギリスの場合は現地配当課税が0%なので、二重課税問題の負担が少なくて済みます。
2017年~2018年の変化
2017年1月、米2位のレイノルズ・アメリカンと経営統合することで合意したと発表しました。未保有のレイノルズ株を494億ドル(約5兆6千億円)で取得しました。
喫煙者の減少で先進国でたばこ市場が縮小傾向です。電子たばこなどの新分野が成長する米国事業を取り込み、世界首位のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)に対抗するためです。
かつて米国市場は健康被害に関する訴訟リスクが高く、BTIは04年に米国事業をレイノルズに売却する見返りに、同社株を取得し、一度は米国から撤退していました。
BTIのニカンドロ・デュランテ最高経営責任者(CEO)は「レイノルズとの統合は、世界の最も魅力的な市場に直接アクセスできる、より強く、グローバルなタバコおよび次世代製品の企業を生み出す」と述べました。
米国に強いレイノルズは地域的な事業の重複がありません。統合3年後までに、少なくとも年間4億ドルのコスト削減効果が出るとみています。
配当月の変更
BTIは5月、10月の年2回配当でした。
2018年より2月、5月、8月、11月の年4回配当に変りました。
一般的な購入理由
①NISA口座で購入することにより税金が0%になるため
②配当月の変更により購入時期の管理がしやすくなったため
③レイノルズ・アメリカンとの経営統合で世界最大のタバコ会社になったため
個人的な購入理由
私は株式投資をセクター分類で分散する事に加え、チャートの形も分散しています。
2018年になり、所持している株式のチャートを見直しました。
順張り・逆ばり・高配当・分類不可の4分類です。
上昇トレンドに合わせて株を買う「順張り」 42%
下降トレンドの底値を予想して株を買う「逆張り」 21%
上昇しすぎた為にチャートから逸脱している「分類不可」(TGTやMCDなど)14%
本来は順張り・逆ばり・高配当の3分類を30%前後で意識して購入していました。
2017年の上昇トレンドのおかげで、高配当の低下、順張りや分類不可の比率が増加しました。
逆張りのチャート割合が低下したので、多少の無理をしても、上昇トレンドを購入する(下降リスクは高い)・逆張りを購入するという選択肢が出てきました。
今回の購入は私にとって多少の無理をしても、上昇トレンドを購入する(下降リスクは高い)に当たります。
10年チャートや1年チャートを見ても、移動平均線上です。
既に上昇途中のため、順張りチャートですが、下落リスクが高まります。
本来なら65ドル前後が希望購入価格でした。
先日、タバコ銘柄が2~3%下落しました。
FDA(食品医薬品局)が「アイコス」電子加熱タバコ製品によるリスク低減、タバコによる疾病の減少を確たる証拠はないと判断されたためです。
高値であるとは承知していますが、このタイミングで購入しました。
バイ&ホールドで長い目で見ていきたいと考えいてます。
これでタバコ株式の投資は、BTI MO PM となりました。
合計してポートフォリオの7~8%になりました。比率的にこの辺りが上限かと考えています。
今年NISAで購入する個別銘柄はBTIで終わりの予定です。
後のNISA枠はVYMやHDVを購入していきたいです。
暴落時は特定口座での購入を検討します。
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バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)に長期投資開始
なぜ今VYMを購入したのか。そんな話
2018年1月、バンガード 米国高配当株式 ETF(VYM)をNISAにて新規購入しました。
海外ETFを購入する場合、皆様一度は検討するんじゃないですか。
米国高配当株式という事で配当金好きな人にぴったりです。
購入理由
①所持していない複数の優良企業に投資をしたかった。
構成銘柄
2018年1月現在
マイクロソフト(MSFT)、インテル(INTC)、ボーイング(BA)など
多数の優良企業に投資できます。
2017年大幅な株価上昇があり、個別に購入するには勇気がいります。
VYMは約400銘柄に分散されているため、比較的購入しやすいです。
配当利回り(税引き前):2.66%
経費率:0.08%
配当月:3月6月9月12月
チャート
現在の株価は安値ではありません。しかし、安値を待っていたら、いつ購入できるか解りません。そんな綺麗なチャートです。
2018年、分割して購入します。(3回以上)
私はSBI証券を利用しているため、NISA口座でのETF購入手数料が要りません。
分割する事で、リスクの軽減ができればと考えています。
②株主還元に期待
2017年12月に成立した米税制改革法案には、国際課税制度の変更が盛り込まれ、これまで米国企業が海外で滞留させざるを得なかった資金の活用が注目されています。
アップル(AAPL)2500億、マイクロソフト(MSFT)1300億、シスコ・システムズ(CSCO)690億など海外に多額の現金及び同等物を保有しています。
ブッシュ政権時の 2005 年に実施されたレパトリ減税では、米国に還流した資金の大部分が株主還元に充てられ、なかでも自社株買いが大幅に増加されました。
※注意
先日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の2017年4Qの発表がありました。
税制改革関連費が重しとなり、純利益は激減しました。
その他の影響もありましたが、株価は141.83-6.31 (-4.26%)と下落しました。
しかし、EPSは引き上げられています。税制改革関連費も一時的なものなので、そこまで心配していません。
②ドル安
2018年1月25日、昨年9月以来の一時1ドル108円台になりました。
ドル売りの流れはアメリカ トランプ大統領が、貿易赤字の削減を目指す姿勢を強めているからです。
「アメリカの輸出企業に有利なドル安が進むのではないか」という市場反応です。
ムニューシン米財務長官の発言もドル売りに拍車をかけました。
「弱いドルは貿易にとっては良いこと」、「短期的なドルの動向には関心ない」と述べています。
ドルインデックスでは、サポートラインの90を切っています。
「米ドルが売られていることによるドル安円高」と言えます。
※ドルインデックス
主要6通貨(ユーロ57.6%、円13.6%、ポンド11.9%、カナダドル9.1%、スェーデン・クローネ4.2%、スイスフラン3.6%)に対するドルの相場を指数化し、米ドルの総合的な価値を示す指標です。
まとめ
VYMは配当金、株価上昇を期待できる長期投資に適したETF
米国での投資や株主還元等への海外利益の活用拡大に期待(過去の減税時は自社買い増加)
米ドルが売られていることによるドル安円高中
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MKCが下落。でも安値じゃありません。
MKCの株価が下落したけども。そんな話
MKC(McCormick&Company)は、小売業者、食品メーカーおよび食品サービス事業を含む食品業界に、スパイス、調味料ミックス、調味料や香辛料製品の製造、マーケティングおよび販売をしています。
先日、MKCの株価が下落しました。99.19-3.72 (-3.61%)
これはドイツのアナリストが評価を103ドルから98ドルへダウングレードした事が関係していると考えます。
その他のアナリストの情報を見ると2017年10月時点で100ドル~115ドルの範囲が多いのかなと見ました。
割安ではないけど高値でもない
私は2017年、7月半ばにMKCを購入しました。
これは買収のニュースが出て、株価が-5.22%となった時でした。
MKCは英日用品のレキットベンキーザーから食品事業を42億ドル(約4700億円)で買収すると発表した。米国やカナダで人気の「フレンチズ・マスタード」や、辛いソース「フランクス・レッドホット」といった有名ブランドを獲得することで北米市場での販売力を強化する。
私は株価を購入後、このニュースを知ったんですけどね。
今回の99ドルはその時と比較すれば少し下がったかな?程度で割安ではありません。
チャート
MKCは本当に綺麗なチャートを形成しています。
10年チャートでみると75日移動平均線を割る事がほぼありません。
ここ1~2年は停滞ぎみの株価です。少し50日移動平均線との間が広がり過ぎてるのが気になります。それでも移動平均線上です。
2017年7月の株価と同様に91ドル付近まで下落すれば割安なので追加投資するかもしれません。しかし、今回の99ドルはあくまで移動平均線上まで落ちてきただけです。
MACDのサイクル的には2年前後で変化しています。そろそろ株価が上昇または下落することもあるかなと考えています。
MKCは連続増配31年の配当貴族です。配当利回りは2%前後と高くありませんが
長期投資先としてはとても優秀です。
増配率は良好。ここ10年で約2倍です。(2008年0.22ドル→2018年0.52ドル)
配当性向は50%以下。まだまだ余裕があります。
売上はここ10年右肩上がりです。
まとめ
MKCは長期投資先として優秀。
2018年1月現在の株価は安値ではないが、2018年中には株価が変動する可能性がある。
次の買い場を探りながら、バイ&ホールド見守りたいです。
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2017年4QIBM決算とETFについて
IBMの決算から学んだこと。そんな話
先日の決算を受け株価は下落しました。162.37-6.75 (-3.99%)
決算内容の細かい所は語れません。
23期ぶりの増収だった。しかし機器更新等の一時的な効果である。
5つの事業に分けて見た時に、未来にまだまだ不安がある。そんな感じでしょうか。
私にとってIBMは購入時からずっと減益なので立場は変わりません。
配当金がもらえれば今まで通りです。
ただし、先日の追加投資理由から150ドルを切られると話は変わってくるんですけどね。
ちなみに私のIBMの株価予想は変わらず150~175ドルです。
今回の事を受けて新たに決意しました。
やっぱりETFの比率を増加させよう
個別株の購入は楽しいです。しかし、変動が大きいですね。
購入比率は最高10%前後迄にしていますが、やはり気になります。
増益なら問題ないですが、損益が膨らむと困ります。
今年のNISAではETFはVYM、HDV、VOO。+αとしてMSFTを購入予定でした。
しかし、IBMと同様に変動は大きいでしょう。
なのでMSFTは個別株での購入は我慢してETFで代用しようと決意しました。
MSFTはVYMに約6.4%組み込まれています。試しに、更に組み込まれているETFを見てみます。
(dividend.comより)
信託報酬が低いVGTやNASDAQ100連動のQQQは割とよく見かけます。
XLKも信託報酬は低め、バリュー株とグロース株が混在しています。
あくまで優先順位はVYM、HDVです。これらに関してはどこかで定期に購入したいです。しかし、テクノロジーのセクターはどうしても割高に感じてしまいます。今年から入るにはリスクがあります。なので2018年後半をめどに検討していきたいです。
下落していたら拾えば良いし、上昇し続けたならご縁がなかったという事で。
そんな軽い気持ちです。
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BNDの購入を見送ります
雑談を交えて債券について考える、そんな話。
皆様は、どのように買値を決めますか?
例えば、良いニュースが出たから株価が上昇している。購入しよう!
悪いニュースが出たから株価が下落している。早いうちに損切りしよう!
いやいや、強い握力【株を保有し続ける力(意思)】で持ち続よう。色々あります。
人間は心理的に含み益状態の時は握力は弱く、含み損を抱えている時は握力が強い傾向があります。つまり、利益が出ている時はちょっとしたことで売りたくなり(利益確定)、逆に含み損が生じているときは売る決断が中々できない人が多いのです。
そして株価が下落しているから追加投資をしよう!は更に難しいですね。
売る判断というのは本当に難しいと考えます。
私が過去に短期売買で日本株をしていた頃の話です。株価600円で購入しました。
数日後、450円まで下落しました。怖くなった私は直ぐに売りました。
しかし、その株は数週間後、3000円を超えたのです。
たらればをいえば、もし、あの時売らずに持っていれば利益はいくらだったのか。
似たような事例を何度か経験し、売買は難しいと実感しました。
そして現在、米国株は売らないぞ。長期投資で上昇を信じているからバイ&ホールドだ。と考えているわけです。ところで債券はどうなんだ?と思案中です。
私は購入する際、チャートをみて購入したい株価を決めます。
あくまでチャート主体であり、割安と感じる値段まで下落すれば購入します。
下落しても上昇を信じる株を購入するわけです。
1~2か月に一回見直して目標株価を決めます。
最近の株価は上昇傾向だったので、乖離が大きかったです。
BNDは割安なのか?
BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)も同様に目標価格を決めていました。
ちなみに、80.80ドルです。現在の価格を考えれば投資対象になります。
しかし、なぜ株価が軟化しているのかって金利の上昇を見越してるんですよね?
間違っていたらすいません。
(米国10年債利回りチャート)
一般的に金利の上昇で、債券価格は下落します。
2018年まだ金利上昇が示唆されています。つまり、まだ下落するのではないか。
株と違い債券は値幅が小さい。それが強みともいえます。BNDの10年チャートでみても20%前後しか株価は変化していません。
まとめ
金利の上昇→債券価格下落≒BND下落
債券は値幅が小さい≒高値で購入すれば利益が小さい。
(もちろん配当金はあるので長期では大丈夫だと考えている)
米国株の購入価格の決定方法と債券(BND)は別にする必要がある。
一行でいえば、購入価格が定まりません!とりあえず様子見します!
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ブロックチェーンETFについて
1月17日、米国市場にてブロックチェーンのETFがデビューしました。
今回はその1つ(ティッカーシンボル BLCN)をみてみます。
BLCNは、革新的にブロックチェーン技術を開発している企業に投資していきます。「ブロックチェーンのシステムは、今日、市場で最も重要な、長期的な投資機会の1つを提示します。さらに、ブロックチェーンは、ほとんどすべての業界で、破壊的な影響を広げることができると確信しています。」とReality Shares氏が述べています。
ブロックチェーン技術展開が有望な事例
画像: 経済産業省 ブロックチェーン技術による社会変革の可能性 p9より
2016年のデータですが、見やすかったので載せました。
市場規模は国内の予想です。最近ではビットコインで話題です。
市場規模は更に拡大しているでしょう。
ポートフォリオ上位10社
1 INTC USA 2.43%
2 Overstock.Com USA 2.39%
3 IBM USA 2.37%
4 CISCO USA 2.26%
5 日立製作所 Japan 2.21%
6 MSFT USA 2.19%
7 Hive BlckChn Canada 2.17%
8 SAP Se USA 2.15%
9 SBIホールディングス(株) Japan 2.13%
10 BARC.L UK 2.08%
TOTAL 約22%
日本の日立とSBIが上位に組み込まれています。少しびっくりしました。
そういえば先日、SBIの株価上昇がニュースにもなっていました。
1月19日朝決算発表のIBMもあります。
マイクロソフト、インテル、IBM、シスコの各社の価値は、現時点ではブロックチェーンの影響をほとんど受けていません。近い将来、どうなっていくんでしょうか。
持ち株や購入候補と被るので今後、注目していきたいです。
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