WMTの株価を予想してみた

WMTの変化について考える。そんな話

2018年2月、社名を「Wal-Mart Stores, Inc.」から、「Walmart Inc.」へ変更する。「Stores」を外すことになった。ティッカーに変化はなく「WMT」のままだ。その理由は、ネット時代が到来し、WMTがそれを将来の姿であると認識したからだ。店舗、オンライン、モバイルデバイス(タブレットやスマートフォン)、さらに店舗での商品ピックアップ(Site to Store)などによって、顧客はシームレスにWMTの商品とサービスを受けられるようになった。そうなると、店舗小売業という機能にとどまらない。

現在のウォルマート・ストアーズ社長兼CEOのダグ・マクミヨン（Doug McMillon）は、次のように述べている。
「当社は、お客さまから『ウォルマート』として知られていますが、現在は店舗だけでなく、好きなところで好きなツールを活用して、当社の商品を購入することができるようになりました。今後も、世界中の店舗に投資してそれを強化するとともに、お客さまの時間と経費を節約するために電子商取引の機能を拡張していきます。時間が経つにつれて、お客さまはますます『ウォルマート』のことを頭に描くことができるようになります」

WMTは今年素晴らしいパフォーマンスをしています。2017年12月8日に96.5ドルで、YTDベースで約40％上昇しました。

オンライン事業が堅調

2015年、アマゾン（AMZN）の躍進により店舗を閉鎖に追い込まれ、2016年末にウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイがWMT株式を売却したことで株価が下落しました。

WMTは2016年にオンライン販売のジェット・ドット・コムを33億ドルで買収しました。AMZNからの脅威への対応として電子商取引の面で、今後数年でトップラインの成長を牽引するいくつかの戦略的措置を取りました。

そのおかげで、2017年7-9月期決算ではオンライン事業の売上高が前年比50%以上も伸びました。今後数年間で売上高が堅調に伸びることを期待しています。2018年度にデジタル売上高が115億ドルになると予想されています。2019年度に40％増加すると見積もられています。

過去5年EPSは低下傾向にある。しかし、今年度第1四半期のEPS（EPS）を改善しました。今後数年でより高い収益性が期待されます。2019年度の修正EPSは5％増加すると予測されています。アナリストらは、同社のEPSが2018年度に2.5％上昇して4.43ドルになると予想しています。2019年度の同社の収益の5.9％の増加を予測されています。

（marketrealistより）

予想株価

さて、上記の予想はかなりすごい数字です。直近の売上高は約4860億ドル。そこからFY21に約5400億ドルを達成するには1.15倍の差がある。

1.15倍というのはFY09約4040億ドルから約7年かかった値である。

ここ数年は4800億ドルを推移していた。それを短期間で達成すると予想されているから、どれだけ期待がかかっているのかが伺える。正に今WMTに転機が訪れている。

個人的予想ですが売上高、EPSの推移と株価を合わせてみると5400億ドルが達成する頃には140～150ドル付近になるのかもしれない。今からでもYTD10～15％の株価上昇を期待できる。EPSが改善すれば配当性向も問題ないでしょう。

私はすでに個別銘柄の数が多いので、購入範囲から外しますが

42年連続増配の配当貴族であり長期投資としておすすめとなりそうだ。

以上、自分用にまとめました。

皆様は、WMTの今度をどうみますか？